Macユーザーのみなさん!
アップルメニューの一番上にある
「このMacについて」を開いたことってありますか。


「OSのバージョンがいくつなのか」などを知りたいときは、このウィンドウから調べることができます。
さらに、「詳しい情報…」をクリックすると、
「システム情報」アプリの詳細情報ウィンドウが開きます。
「システム情報」から、Macの詳細情報を確認しよう!

「概要」タブの画面からは、どの時期のMacなのかを識別する「モデル」を確認することができます。メモリ増設などの対応時には、機種毎の内容を確認するために「モデル」情報が必要になります。

「メモリ」タブの画面からは、
・現在、どれだけのメモリが実装されているのか
・メモリスロットがいくつあって、実装状況はどうなっているのか
・使用できるメモリモジュールの種類は、どのタイプかなどの情報を知ることができます。
「メモリのアップグレードの手順」をクリックすれば、
「メモリの取り外し方法と取り付け方法」を解説しているAppleのサイトを開くことができます。

自分のMac、メモリタイプをしっかり確認!
メモリの規格ですが、なんだか色々種類があって大変そう…
私もMacBookの容量をアップグレードしましたが、購入するときにはどれを選べばいいのか迷ってしまった記憶があります。
Appleの「メモリのアップグレード手順」に従って、自分のMacのメモリタイプをしっかり確認しておきましょう。
メモリの規格をおさえておこう!
- メモリモジュールの外形・大きさで2種類
購入時に、これを間違えると大変なことに…
注意!:性能面の規格が合っていても、外形・大きさのタイプを間違えてしまうと取り付けることができません。
・DIMM:デスクトップ用に使われるもの
・S.O.DIMM:主にノートやブックタイプに使われるもの
(DIMMを小型化した規格)
- メモリモジュールの性能による規格分類
少し難しい話になってしまいますが、メモリモジュールには「DRAM」と呼ばれる半導体チップが複数搭載されています。
この「DRAM」は「SDRAM」から始まり、
・DDR → DDR2 → DDR3(現在の主流)と発展し、現在では「DDR3」が主流のようです。
規格の中には「チップ規格」と「モジュール規格」の2つがあり、
・チップ規格 :動作周波数
・モジュール規格:データ転送速度を意味しているのだそうです。
標準化されている規格の種類は多数あるようですが、パソコンに採用されているものは3規格程度に絞られているようです。
DRAM規格 | ピン数 | |||
---|---|---|---|---|
規格区分 | チップ規格 | モジュール規格 | DIMM | S.O.DIMM |
DDR3 SDRAM | DDR3-1600 | PC3-12800 | 240ピン | 204ピン |
DDR3-1333 | PC3-10600 | |||
DDR3-1066 | PC3-8500 | - | ||
DDR2 SDRAM | DDR2-800 | PC2-6400 | 240ピン | 200ピン |
DDR2-667 | PC2-5300 | |||
DDR2-533 | PC2-4200 | |||
DDR SDRAM | DDR400 | PC3200 | 184ピン | - |
DDR333 | PC2700 | - | 200ピン | |
SDRAM | - | PC133 | 168ピン | 144ピン |
メモリ規格のポイントをおさらいしよう!
- 規格のポイントは3つ
・外形・大きさは「DIMM」か「S.O.DIMM」か
・チップ規格「DDRx-xxxx」の番号を把握しておこう!
・モジュール規格「PCx-xxxx」の番号を把握しておこう!
ここまでおさえておけば、Amazonのサイトに行っても迷うことなく必要なメモリを選択できるでしょう!

<Amazon.co.jp へ行ってみる>
あとがき
今回この記事を作成する中で、メモリ規格について理解が深まりました。
今後、メモリアップグレードを行う際にはスムーズに目的のものをチョイスできそうです。(*^_^*)
現在、量産されているのは「DDR3」が最新規格で、現行モデルの「MacBook Pro」「iMac」「Mac mini」など、各機種ともに「DDR3」規格となっています。
世代に応じて「DDR2」や「DDR」が採用されているようです。
私の相棒のMacBookは、モデル「13-inch, Late 2007」メモリは「DDR」です。ちょっと古くなってしまいました。そろそろ新しいMacと交代させてあげてもいい時期だと最近感じています。(^_^;)
特筆すべきことが2つあります。
1つめは「iMac」、機種としてはデスクトップに分類されますが、ノート・ブック用の「S.O.DIMM」が採用されていますので、ユーザーの方は間違えないよう注意が必要です。
2つめは「MacBook Air」、メモリ増設できないそうです。スロットへのモジュール装着方式ではなく、メモリチップが基板へ直付けされているのだそうです。
>>脱いでも美しかった! 新発売の「MacBook Air」11.6インチモデルを速攻で丸裸に分解... : ギズモード・ジャパン
- DRAMの歴史
日本はかつて、世界のDRAM市場の8割を担うほどの「DRAM大国」だったそうです。1970〜80年代「メインフレーム」と呼ばれる大型コンピュータが盛んに使われていた時代から、1990年代「パーソナルコンピュータ」へと移り変わる流れの中で、日本DRAMメーカーは時代の変化に対応できず首位の座を韓国メーカーなどに奪われていったのだそうです。
またいつか、「日本DRAM産業」の復活を願っています。
「がんばれ、にっぽん!」
最後までご覧いただきましてありがとうございます。


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>>[Apple]な話題を語り合おう!|気まぐれデジタル好奇心
- 参考サイト
>>2/3 メモリの種類を増設前にチェック! [デスクトップパソコン] All About
>>メモリーの規格|メモリー | IODATA アイ・オー・データ機器
>>一気に上りつめ、一気に陥落した日本のDRAM 日本半導体の栄枯盛衰(前篇)
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